神社に夕方や夜に行くのはNG?逢魔時って何?

神社に夕方や夜に行くのはよくないという話を聞いたことがありませんか?昔から言われている言い伝えであったり、占い師や風水師の方々が言われているのを聞いたことがあるかもしれません。

神社に夕方や夜に行くのがNGと言われている3つの理由

神様がいない時間と言われているから

一説によると神社にいる神様は朝から昼にかけては神社にいるのですが、夕方から夜にかけては神社にいないという話があります。どこに行っているかというと他の神と談笑したり、どこか別の場所に行って休憩をしているというのです。

神様が人間と生活リズムを合わせて生活してくれるのはとても興味深いですが、せっかく神様に祈りを捧げても不在なのであれば、お願いも聞いてもらえません。そのため、行くのがNGと言うよりは行ってもあまり意味がないと言えるかもしれませんね。

逢魔時とも言われ悪いものが出てくるから

江戸時代の考え方では夕方は逢魔時(おうまがどき)とも呼ばれており、魔に遭遇する時間帯とされていました。夕方から夜に掛けて空の色がオレンジから暗くなる様子を見て、付いた時間の名前ですが、悪いものに遭ってしまうという時間です。

神社は特にそういう魔を呼びやすい場所とされており、夕方以降に神社に行くと魔に逢ってしまうと考えられています。具体的な時間は季節によって変わりますが、18時頃と言われています。

危ないから

これまでの2つの理由は神様の不在や魔に遭遇してしまうという不思議な現象に基づくものでしたが、最後の理由はシンプルに危ないからです。昔は今ほど電気も通っておらず夜は危ないものでした。夕方以降に出回ったり、神社でお願いをする人を減らすための方便として使われていた可能性が高いです。

神社に夕方や夜に行ってもいい日はある?

ここまで読んでもしかしたら疑問に思った人もいるかもしれません。「神社のお祭りって夕方から夜に掛けてやってるよね・・・?」

そうです。神社に夕方や夜に行ってもいい日はありまして、それはお祭りをやっている日です。お祭りは神のためにイベントですから神がいると信じられていますし、明るくて安全です。

初詣や夏のお祭りなど一年の始まりを祈ったり、日頃の感謝を伝えたりと重要な意味を持つ日にお祭りがあることも多いです。

神社に夕方や夜に行くことについてのまとめ

神社に夕方や夜に行くことについてまとめてきました。神様がいないからNG、危ないからNGといった理由で夕方や夜に神社に行くことは避けた方がよいですが、旅程の都合などでどうしても夕方しか行けないという日もあるでしょう。

そんなときは、他の都合と相談して調整するのがベストですが、夕方に行かれる方も今では多いので、考えすぎずに行ってみるのも良いかもしれませんね。

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