自宅保育と育児は違う?同じ意味?

最近多くの人が使うようになっている「自宅保育」という言葉。実は自宅保育という言葉に違和感を覚えている人もいるようです。そこでこの記事では自宅保育と育児の言葉の使い方について、違うのか?同じなのか?についてまとめていきます。

自宅保育と育児は違う?自宅保育という言葉に違和感がある声

「自宅保育」という言葉に違和感がある人は一定いて、自宅で保育することは育児ではないのか?という違和感があるようです。わざわざ育児を自宅保育という必要はないのでは?ということですね。

また、「保育」と「育児」では厳密には意味が異なるという観点から自宅保育という言葉に違和感を持っている人もいるようです。

(自宅)保育と育児の意味の違いは?

保育と育児は厳密に考えてみるとどんな違いがあるのでしょうか?ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を参考に見てみます。

保育

乳幼児を適切な環境のもとで,健康・安全で安定感をもって活動できるように養護するとともに,その心身を健全に発達させるように教育すること。

参照:コトバンク

保育には教育することという表現が含まれており、養護しながら教育することを指しています。厳密に言えば教育の要素がなければ、育児とも言えます。

育児

動物が生れてから成体に達するまでの間の親の保護養育の行動をいう。

参照:コトバンク

育児の意味には教育という要素がなく、養育するだけのことを意味しています。教育という概念がないのが育児です。

自宅保育と育児の違いは?

保育という意味から考えると自宅保育は、自宅で教育をしながら養育することという意味になります。一方、育児には教育の要素がないので、自宅保育と育児は厳密に言うと意味が違います。教育をしていないのであれば、自宅保育というのは正しくないかもしれません。

自宅保育は保育園に預けることの対義語?

保育の意味に沿った自宅保育は自宅での教育になりますが、自宅保育は保育園ではなく自宅で育児をしている人のことを総称して呼ばれることがあります。また、自宅保育は保育園が休みの日のことを言うこともあるようです。保育園の先生も自宅保育と言うそうです。

自宅保育と育児は違う?まとめ

自宅保育と育児についてまとめてきました。厳密に言うと自宅保育の意味は育児とほとんど同じですが、自宅保育は様々な意味で使われることがあり、そのシーンに応じて意味がいくつかあります。そのため、自宅保育と育児は違うこともあります。

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